\春の終わり“土用の過ごし方”/

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こんにちは。
NaluYOGA浜田山の石井です。
春の暖かさが心地よくなってきたと思ったら、

・なんだか体がだるい
・朝起きづらい
・イライラする

そんな声がちらほら聞こえてくる今日この頃。
それ、実は「春の土用」の影響かもしれません。

今回は、だる重なココロとカラダのメンテナンスの仕方をお伝えします!

◆ 土用は「整えるタイミング」

「土用」と聞くと、夏のうなぎを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも実は土用は年に4回、季節と季節の間に必ずあります。
土用は季節が移り変わる前の“調整期間”のようなもの。
今年は4/16頃からその期間が始まります。

春の土用(4/16~5/5頃まで)は春の陽気についていけず、冬の疲れも残っていて、
ちょっとした不調が出やすい時期です。

この時期は「動く」よりも、「整える」ことを意識して過ごすのが、
東洋医学的にもおすすめなんですよ。

◆ 春の土用に出やすい不調

40代以降の女性に多く見られるのが、こんな症状です。

  • 胃もたれや食欲不振
  • 朝のだるさ、やる気が出ない
  • 足のむくみ
  • 気分が不安定になる、イライラする
  • なんとなく気力が落ちる

これらは、
東洋医学でいう“脾(ひ)”の弱りや、“気”の巡りの乱れが関係しています。

◆ ヨガでゆるめて、整える

春の土用におすすめのヨガは、身体の前側を広げ、呼吸を深めるポーズです。

たとえば…

「ラクダのポーズ」

≪ポイント≫
・あごをひくこと。
・腰に負担がかかるので、
内ももの間にブロックを挟んだり、手を腰のまま反れるところまでやってみましょう。

一番のポイントは、がんばりすぎないこと
体が求めるペースに合わせて、ゆるやかに動きましょう。

◆ 食事も“脾”にやさしく

春の土用は、「甘み」と「湿(うるおい)」がキーワード。
とはいっても、お菓子ではなく、“自然な甘み”です。

おすすめは、

  • よく噛むこと(できれば30回以上、ドロドロになるくらいが目安)
  • 山芋、かぼちゃ、豆類など“脾”を助ける食材
  • 冷たいものや生ものを控えて、あたたかいスープやおかゆに
  • 食べすぎない(7〜8分目)意識を

「体にやさしく」を少しだけ意識するだけで、
胃にかかる負担が軽くなり、気持ちも楽になります。

◆ 最後に

春の土用は、「自分に戻る時間」でもあります。
春にがんばった心と体を、いったん休ませてあげる。
次の季節、夏を元気に迎えるための、静かな準備期間です。

忙しい毎日でも、ほんの5分、
ヨガマットの上で深呼吸するだけでも、体はちゃんと整っていきますよ。

教室でも「胃腸を整えるセルフケア」を取り入れた内容で、みなさんをお迎えしています。
気になる方は、ぜひクラスでお待ちしております^^