\春先の体調不良におすすめはコレ/立春の養生法

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2/3~立春を迎え、暦の上では春を迎えました。


春先に
・花粉症で苦しむ
・自律神経の乱れで体調を崩す
・気分がボーっとする

などなどお悩みを抱えていませんか?


今日は立春とは、こんな時期だよというのを中医学の観点からお伝えします。

立春は中医学において非常に重要な節気です。
この時期は「肝」のエネルギーが強くなるとされ肝の気が流れやすくなることから、精神的なストレスや体調の不調が現れやすいこともあります。

中医学では肝臓は「気の流れをスムーズにすること」、「血の流れ・分配をコントロールすること」という役割があります。

立春において気を付けるべきこと、養生法、食材、生活スタイルをご紹介しますので、
ぜひ参考になさってくだいね^^


立春に気を付けるべきこと

  1. 過度なストレスを避ける
    春は肝のエネルギーが強くなるため、ストレスやイライラが溜まりやすくなります。「肝=不安、恐れ」という感情と繋がるんですね。感情のコントロールを意識し、どうやったらリラックスして過ごせそうか。好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、好きな人と会話を楽しんだりしてみてくださいね。
  2. 無理な運動を避ける
    春の初めは体がまだ寒さに慣れていないため、急な激しい運動は避け、体を温めるような軽い運動を取り入れましょう。
    植物が芽吹くように、のびのびとした動きを肝が好むので、ストレッチやヨガなど体を伸ばすことをこころがけてみてくださいね。
  3. 冷たい食べ物や飲み物を避ける
    立春の時期、体が寒さから春の温かさに移行する過渡期です。肝は寒暖差に弱い臓器でもあるので、冷たい食べ物や飲み物を避けて、体を温めるように心掛けましょう。
  4. 過食を避ける
    春は消化器官が弱くなりやすいため、食べ過ぎないようにし、消化に良い食事を心掛けましょう。
  5. 睡眠の質を重視する
    春のエネルギーが上昇する時期なので、しっかりと睡眠をとり、心身のバランスを保つようにしましょう。肝臓は午後11時~深夜1時までに寝ることで、血が浄化される臓器です。”目”と繋がる臓器なので目の疲れが気になる方は、午後11時までにお布団に入る習慣を心掛けてくださいね。
  6. 体調管理を心掛ける
    春は季節の変わり目で風邪や体調不良が多くなる時期です。「風邪(ふうじゃ)」という風の邪気で風邪をひきやすくなるので、首元を温められるような服装に気を付けてみてくださいね。

おすすめの養生法

  1. 軽いストレッチや散歩
    春の肝のエネルギーを活かすために、軽いストレッチや散歩を行うと良いでしょう。深呼吸をしながら体をほぐすことで、気の巡りがよくなります。
  2. 温かいお風呂に入る
    春はまだ冷えが残ることがあるため、温かいお風呂に入って体を温め、血行を促進しましょう。特に寝る前にお風呂に入ると、リラックス効果も高いです。
  3. 呼吸法を取り入れる
    深呼吸や瞑想を取り入れることで、肝の気の流れをスムーズにし、ストレスを減らすことができます。特に朝の時間帯に静かな場所で行うと良いです。
  4. マインドフルネスを実践する
    日々の忙しさに流されず、今この瞬間に意識を向けることで、心の平穏を保つことができます。自然の中で過ごす時間を増やすのもおすすめです。

おすすめの食材

  1. 新鮮な野菜(特に緑色のもの)
    肝は青(緑)色の食材を好みます。春は肝のエネルギーをサポートするため、緑色の野菜、チンゲン菜、小松菜、ホウレン草などや芽キャベツ、春野菜(アスパラガス、筍など)が良いです。
  2. 発酵食品
    発酵食品(納豆、味噌、ヨーグルトなど)は腸内環境を整え、肝の気の流れを良くします。毎日の食事に取り入れましょう。
  3. クコの実(枸杞)
    クコの実は肝を養う食材として知られ、視力や肝機能をサポートします。お茶やスープに加えると良いでしょう。私はよく紅茶の中に入れて飲んでます^^
  4. 魚類(特に鯖や鮭)
    魚類は肝の健康に良いとされ、特に鯖や鮭などの脂の多い魚が春におすすめです。
  5. 春の山菜(タラの芽、こごみ)
    春にしか食べられない山菜は、肝のエネルギーを補い、デトックス効果もあります。旬の時期に積極的に取り入れましょう。

おすすめの生活スタイル

  1. 早寝早起き
    基本的には日の出・日の入りとともに生活すると健康に過ごせると言われています。春の始まりに合わせて、早寝早起きの生活習慣を身に付けると、体内時計が整い、肝の気がスムーズに流れやすくなります。
  2. 自然の光を浴びる
    日中に十分に自然光を浴びることで、体内のリズムを整え、気の流れを助けます。特に朝の光を浴びることが重要です。
  3. 水分補給
    春は風邪(ふうじゃ)によって乾燥しやすい時期でもあるので、意識的に水分を補うようにしましょう。温かい白湯やハーブティーが良いです。そして食べ物からも水分を補う、という意識で過ごしましょう。
  4. 自分に優しく、過度に頑張りすぎない
    春はエネルギーが高まりやすい時期ですが、無理をせず、自分のペースで過ごすことを大切にしましょう。バランスの取れた生活が肝心です。



立春の養生を実践することで、春のエネルギーを上手に活用し、心身の健康を保つことができます。
新生活が目の前に見えてきてワクワクする時期ですが、ぜひ体と心を整えることを大事にしてくださいね^^


健康な心と体で春の訪れを楽しみましょう!!🌸