こんにちは、NaluYOGA浜田山の石井です。
5/5~立夏を迎えました。
まだ5月なのにもう夏だなんて、ちょっと不思議な感じがしますよね。
でも暦の上では、ここからが「夏のはじまり」。
これから日差しも強くなり、気温もどんどん上がっていきます。
実はこの春から夏への切り替わりこそ、
心と体にとって大切な“整えタイミング”なんです。
◆ 立夏は「陽の気」が一気に高まる時期
立夏とは二十四節気のひとつで、
自然界のエネルギーが“春から夏”へと切り替わる日とされています。
春は「芽吹き」の季節でしたが、
立夏を境にぐっと“陽”のエネルギーが高まり、外に向かうパワーが強くなっていきます。
でもこの変化は女性にとって、少ししんどく感じられることもあります。
◆ 立夏に出やすい不調って?
最近、こんな変化を感じていませんか?
- なんとなく焦る、心がざわつく
- 夜、寝つきが悪い
- 暑くもないのに汗をかく
- 胸がドキドキしたり、疲れやすい
東洋医学ではこの時期、「心(しん)」の働きに負担がかかりやすいとされています。
“心”は心臓…とは少し違い、
自律神経や免疫力、あと血流や精神のバランスを整えるとっても大切な臓器。
【発陳(はっちん)】といって、汗をかくことが養生になるのですが、
急激な運動は”心”に負担がかかる。
だからこそ、立夏からは「ゆっくり体を動かす」がキーワードです。
◆ ヨガで心と体の“夏じたく”
この時期のおすすめヨガは「胸を開く」「前腿を伸ばす」ポーズ。
心は腕を流れる経絡なので
肩回りを動かすこと、そして前腿を動かすことも養生になります!
なんで前腿…?と思われた方はクラスへお越しくださいね^^
◆胸をやさしく開く「ブリッジのポーズ」

◆前腿ストレッチ

もし不安感が強いときは
特に寝る前に深呼吸をするだけでも、心の焦りがスッと軽くなりますよ♪
◆ 食事でも“心の養生”を
立夏は、体が少しずつ“熱”を持ち始める季節。
食養生のポイントは、苦味と水はけを良くすることです。
- 春菊やふき、よもぎなどの「自然な苦味」で心を鎮める
- 豆類、トウモロコシ、ハトムギなどで水はけをよくする
- 冷たいものに頼りすぎず、白湯や常温の飲み物を心がける
水で「体を冷やす」のではなく、食べ物で水分補給・熱さましするイメージで食べると、
夏バテ防止にもつながります。
◆ 最後に
立夏は体も、心も“夏仕様”に切り替わる準備期間。
何かを始めたい気持ちが湧いてくる人もいれば、
まだちょっと春の疲れが抜けないという人もいるかもしれません。
大切なのは、「ゆっくりペースで整えていくこと」。
焦りは心に負担がかかるので、ゆっくりでも止まらず、
心地よい呼吸とともに、自分の内側を感じてあげる時間を持ちましょう。
教室では、季節に合わせた“夏じたくヨガ”をご用意しています。
心と体にやさしい一歩を、一緒に始めてみませんか?